彼岸花はいいものだ。
台風の訪れが次第に夏の終わりを予感させる。
この私、肉付きが良い方なので暑いのはまっぴら御免だが、一方で夏の終わりにはとても情緒を刺激する良さがあると思う。
一番好きなのは冬。・・・特性「あついしぼう」だなんて心外だなぁ。
台風のシーズンが終わるころ、私の最も好きな花、彼岸花が咲き始める。彼岸花はいいものだ。あの紅い姿に魅せられてから、私は毎年巡り合えるのを楽しみにしている。
彼岸花は有毒性であり、経口摂取すれば吐き気や下痢を伴い、酷い場合には死に至る。そのために付いた名前が「彼岸の花」であり、「死人花」や「地獄花」等の多くの別名も持つ。(勿論彼岸の頃に咲くからいうのもあるだろう)
一方で仏教の経典内では「天上の花」ともされているのがまた魅力的だ。相反すると共に強い結びつきを見せるこれらの属性は、我々が常に抱える死生観を彷彿させる。
さらに言えば、彼岸花は三倍体という種子を作らないタイプの植物で、「独立」という花言葉にピッタリであると思う。実に愉快な花だ。
そんなこんなで、こんな感じの謎理論、屁理屈を神様相手にビシバシしていこうと思う。冒涜じゃなくて、一個人の意見としてだから、多分天罰はないでしょう。(ガクブル
一応真面目に文章は書いていくつもりだけど、いわゆるフィクションに対しての考察も私の仮構でしかないから。「カンピオーネ!」の神様設定みたいなもんだよ。
まぁ、名義は「リコリス」にでもしときましょう。彼岸花だし、可愛らしい名前だし。
そんなわけで、はじめまして、リコリスです。挨拶が遅れましたが、最後まで読んでいってくれれば幸いです。